新年明けましておめでとうございます。
日頃より琵琶湖大橋病院へのご理解とご協力を頂き、心よりお礼申し上げます。
我が国は世界有数の長寿国ですが、中でも滋賀県は平均寿命で男性が全国1位(女性は4位)となりました。しかし、健康寿命では男女とも30位台と中位の下の方という位置づけです。滋賀県に限らず、我が国の次の課題は健康寿命を伸ばして、少しでも元気に過ごせる期間を長くすることに変わってきています。
さて、当院は「専門性と地域包括ケア」を基本方針に掲げ、循環器治療等に高い専門性をもちつつ、大津市北部地域の中核病院として地域医療の機能強化を図って参りました。
更に、昨年は、一昨年に開設いたしました地域包括ケア病床(8床)、さくらテラス(グループホーム18床、デイサービス定員30人)、椋の癒(住宅型有料老ホーム45室)が、お陰様でフル稼働となり、訪問診療、訪問看護等の在宅医療に対しても積極的に取り組を強化致しました。地域の医療介護の中核的病院としての役割を微力ながら担う準備ができたと考えております。また、最近クローズアップされている「人生100年時代」の趣旨を踏まえ、地域の高齢者の方々により元気になって頂きたいと「いきいきふれあい健康まつり」を開催いたしました。いくら寿命が伸びても寝たきりでは、豊かな人生とは言えません。冒頭でも述べましたが、これからは健康寿命を伸ばしていくことが重要です。こういった催しを含め、当院は今後も健康寿命を伸ばすための取組を行って参ります。
本年度も、基本理念である「患者さま第一主義のもと、心ある良質の医療と介護を追求いたします」のもと、地域包括ケアシステムをサポートできる中核病院として、地域の皆様に住み慣れた場所で安心安全な療養がご提供できるように、グループを上げて取り組んで参りたいと考えておりますので、何卒、ご支援ご鞭撻をお願い申し上げます。
医療法人弘英会 理事長 小椋英司